※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。
AI副業で失敗した。3ヶ月間でぼくが稼いだのは合計800円だった。
この体験談を書こうと思ったのは、「AI副業で稼げた」という話はよく目にするけど、「散々だった」という話がほとんど出てこないからだ。成功談だけ見て飛び込んで、消耗して終わる人が多いと思う。
ぼくもそのひとりだった。
この記事でわかること:
- ぼくが実際にやったAI副業の種類と、それぞれの結末
- 失敗した根本原因(後から振り返ると明確だった)
- 「流行に乗る」という動機がなぜ地雷になるのか

ぼくがAI副業に手を出した理由【流行に乗ってしまった話】
2年前の話だ。YouTubeを見ていたら「ChatGPTを使って月15万稼いだ」という動画が流れてきた。
動画の主は30代のサラリーマン。本業を続けながら、AIを使ったライティングで月15万を副業で稼いでいるという。
当時のぼくは、クラウドソーシングで月2〜3万円をなんとか稼いでいた時期で「もっと効率よく稼げないか」と思っていた。「AIを使えばもっと早く書ける、もっと稼げる」という図式が頭の中で成立した。
まあ、そう簡単にはいかなかった。
実際にやってみた3つのAI副業と、それぞれの末路
AIライティング案件に挑戦→採用されず3週間で撤退
最初にやったのはクラウドワークス()でのAIライティング案件への応募だった。
「ChatGPTを使った記事作成」という案件が複数あった。時給換算すれば1,000円前後に見えた。「これだ」と思って、3週間で12件に応募した。
採用されたのは1件だけ。しかも採用後に「実際にAIで生成した文章を見せてほしい」と言われ、提出したら「品質が基準に達していない」と断られた。
採用率8.3%。採用後キャンセル込みだと実質0件。
「なぜ採用されないのか」が分からなかった。後から分かったことだが、当時のAIライティング市場は「AIを使いこなせる人」への需要であって、「AIの出力をそのまま提出する人」への需要ではなかった。
そこを理解していなかった。
ChatGPTで画像生成→販売先がなくて在庫だけが増えた
次にやったのは画像生成AIだ。Midjourneyを使って画像を量産し、スキマというコンテンツ販売サービスで売る計画だった。
Midjourneyの月額費用は当時約1,200円。2ヶ月間で100枚以上の画像を生成した。スキマに出品したが、2ヶ月で売れたのは0枚。
売れない理由を考えた。
「需要がどこにあるか」をまったく調べていなかった。「作れば売れる」という思い込みで動いていた。市場調査ゼロで2ヶ月間と約2,400円の費用をかけて、0円だった。
AIを使ったSNS運用代行→1件も受注できなかった
「AIでSNS投稿を効率化できる」という記事を読んで、SNS運用代行に挑戦した。
ところが、SNS運用代行の案件をとるには「自分自身のSNSアカウントの実績」が求められることが多い。ぼくはSNSをほぼ使っていない。フォロワーが50人もいないアカウントを持つだけで、実績として提示できるものが何もなかった。
応募しても返事すら来なかった。1件も。
3つ目の挑戦で、完全に手が止まった。
失敗した原因を振り返ると「これが地雷だった」という3つのこと

3ヶ月後、合計800円の収益を見ながら原因を考えた。分かったことが3つある。
「AIを使えば簡単に稼げる」という思い込みが一番の地雷
AIはツールだ。スプレッドシートが仕事を自動化してくれるように、AI副業も「AIを使える人」が稼ぐ。AIを「持っているだけ」では稼げない。
ぼくは「ChatGPTを使う」ことと「稼げる状態になる」を混同していた。スプレッドシートを開いただけでは仕事が終わらないのと同じ話だ。
流行に乗っただけで市場調査をしなかった
「AI副業が流行っている」という情報は持っていた。でも「どの分野で・どういうスキルを持つ人が・どういう仕事を受注しているか」は調べなかった。
流行に乗ることと、流行の中で自分が戦える場所を見つけることは別の話だ。後者をやらずに前者だけやった結果が、3ヶ月で800円だった。
本業のスキルとの掛け合わせを考えていなかった
ぼくの本業は営業だ。10年の経験がある。でもAI副業を試みたとき、この経験を活かすことをまったく考えなかった。
後から知ったが、AI副業で稼いでいる人の多くは「本業のスキル × AI」という掛け合わせで戦っている。営業なら「営業資料作成の効率化」「提案書の自動生成」といった領域でニーズがある。
自分の強みを持ち込まずに「AI副業」という大きな海に素手で飛び込んだ。そりゃ稼げない。
3ヶ月間で分かった「AI副業市場の現実」
失敗した後、なぜうまくいかなかったのかを調べた。そこで分かったAI副業市場のリアルをまとめる。
AIライティング案件の市場が「使いこなせる人」向けになっている
クラウドワークスでAIライティングを受注しようとしている人に伝えたいことがある。
2026年現在、AI副業のライティング市場は「AIを補助ツールとして使いこなすライター」を求めている。「AIに全部やらせて提出する」人への需要はほぼない。
理由は単純で、クライアントが求めているのは「品質の高いコンテンツ」であって「AIが生成した文章」ではないからだ。AIが生成した文章は検索エンジンのアルゴリズムに引っかかりやすいという問題もある。
つまり、AIライティングで稼ぐには「AIを使いつつ、人間がしっかり編集・監修できるスキル」が必要だ。それはもはや「ノースキルで稼げる副業」ではない。
画像生成AI副業の需要がどこにあるかを調べなかった
Midjourneyで100枚の画像を作って、販売先がSKIMAだったのは完全に的外れだった。
画像生成AIで収益化している人の多くは「ゲーム・アニメのイラスト制作代行」「EC商品のバナー作成」「SNS投稿用素材の量産」といった、クライアントから直接受注する形で稼いでいる。
SKIMAは個人向けのカスタムイラスト販売プラットフォームで、AI生成画像の需要が薄い市場だった。需要調査をゼロでやった自分のミスだ。
SNS運用代行は「実績なし」では始まらない
SNS運用代行はAI副業の文脈でよく紹介されるが、参入ハードルが高い。
理由は「自分自身がSNSを運用できている実績」を求められるからだ。クライアントは「SNSアカウントを成長させてほしい」という依頼をする。その実行者が「自分のアカウントで何も実績がない人」では信頼できない。
ぼくはフォロワー50人のXアカウントしか持っていなかった。どうやって採用されるのか、今思うと謎だった。
AI副業で失敗した体験談から学んだこと
3ヶ月間、800円しか稼げなかった体験は悔しかった。でも今は「早めに気づいてよかった」と思っている。
なぜかと言うと、この失敗から「副業で稼ぐには、流行に乗るより自分の強みを活かすことの方が重要だ」ということを学んだからだ。
その後、ぼくはクラウドソーシングでのライティングに戻り、「法人相手の営業経験がある人が書いたBtoB記事」という打ち出し方で差別化した。単価が上がった。
AI副業が怪しいわけじゃない。「準備なしに流行に飛びつく」が地雷だった。
なお、AI副業の情報商材・講座にも別の地雷がある。それについては別記事で書いているので、気になる人はそちらも読んでほしい。
AI副業が怪しいと感じた理由【情報商材・講座の地雷を踏んだ話】
「AI副業で稼ぐ」ために本当に必要だったこと
失敗から1年経ってから、AI副業で稼いでいる知人に話を聞く機会があった。その人は月8万円をAI関連の仕事で稼いでいた。
話を聞いて分かったことがある。その人がやっていたことは「AIを使った仕事」ではなく、「本業スキル × AIの効率化」だった。
その人は元PR担当者で、プレスリリースや取材対応を10年やってきた。AI副業ではその経験を活かして「企業のプレスリリース作成代行」をClaudeとChatGPTで効率化しながら受注していた。時給換算3,000円以上だという。
「AI副業」という言葉が先行しているが、実際に稼いでいる人の多くは「自分の強みにAIを掛け合わせている」という構造になっている。
「強みなしでAIだけ」は消耗する道
ぼくが失敗した理由を一言で言うなら「強みがない状態でAIを使おうとした」だ。
AIはツールの効率を上げる道具だ。元々の能力や知識がない状態でAIを使っても、ゼロ×何倍してもゼロにしかならない。
これを知っていたら、もっと違うアプローチをしていたと思う。
「自分の本業で10年培ったものは何か」を起点に考えてから副業を選ぶ。これがAI副業に限らず、副業全般で一番最初にやるべき作業だとぼくは思っている。
まとめ:AI副業は「流行だから」では続かない
- ぼくが試したAI副業:AIライティング・画像生成・SNS運用代行
- 3ヶ月間の収益:800円
- 失敗の根本原因:「AIを使えば稼げる」という思い込み、市場調査ゼロ、本業スキルとの掛け合わせを考えなかった
AI副業は確かに可能性がある分野だと思う。ただ「流行っているから」という動機だけで始めると、ぼくと同じ目に遭う。
始める前に「自分のどのスキルとAIを掛け合わせるか」を具体的に考えてからにしてほしい。それだけで3ヶ月の無駄をかなり減らせる。
余談だが、AI副業の情報商材や講座にも別の地雷がある。「AI副業の始め方を学ぼう」とスクールや情報商材に手を出して2万8千円を溶かした話も書いているので、そちらも参考にしてほしい。情報商材を選ぶ前に読んでおくと損はない。


コメント