クラウドソーシング全体の向き不向き【会社員副業に合うか正直に語る】

クラウドソーシング入門

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クラウドソーシングが会社員の副業に向いているか、3年間使って出した結論を先に言う。

向いている人には本当に向いている。でも向いていない人には、始めるほど消耗が増えていく。

この「どちらか」を最初に判断しないまま飛び込むと、ぼくみたいに3ヶ月で月収1,500円という地獄を経験することになる。

この記事でわかること:

  • クラウドソーシングが会社員副業に向いていると感じた条件
  • 逆に「これは合わないな」と気づいた会社員の特徴
  • 3年間続けた末にぼくが出した正直な結論
freelancer working laptop desk
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クラウドソーシングが会社員副業に「向いている」と感じた3つの条件

隙間時間を使いやすい構造になっている

クラウドソーシングの最大のメリットは、案件の規模を自分でコントロールできることだ。

本業が忙しい週は短納期の小さな案件だけ受ける。余裕がある週はしっかり時間を取る。この「受注量の調整」ができるのは、フリーランスとして働く形態のなかでも珍しい自由度だと思う。

バイトだとシフトを出さないといけない。コンビニのバイトは「来月の土曜だけ休みたい」が難しい。でもクラウドソーシングは「今週は受けない」が100%自分の判断でできる。

特に子育て中の営業マンにとって、「子どもが熱を出した週は仕事を断れる」という自由はかなりありがたかった。

スキルがなくても入口がある

「ライターもデザインも未経験だけどクラウドソーシングで副業できるか?」と聞かれたら、答えはイエスだ。

ぼくが最初に受注したのは、Excelデータの入力作業だった。報酬は500円。スキルも経験も必要ない内容で、通勤電車の中でスマホで作業した。

「スキルなし=副業できない」はクラウドソーシングには当てはまらない。もちろん単価は低い。でも「副業ってどういうものか」を体で知るための入口としては機能する。

ただ、ここは注意が必要で「スキルなしでできる仕事=時給が限りなく低い」という現実もある。後述するが、この点が向き不向きを分ける。

副業バレのリスクが低い(雇用関係がない)

会社にクラウドソーシングで副業していることがバレるリスクは、アルバイトと比べてかなり低い。

理由は単純で、クラウドソーシングは雇用契約ではなく業務委託だから。社会保険の問題が発生せず、会社の健康保険証や年金には影響しない。

住民税については確定申告で「普通徴収」を選べば会社に知られるリスクをかなり減らせる。詳しくはNo.7の記事に書いたので参照してほしい。

会社にバレる副業・バレない副業の種類

バレを恐れている会社員にとって、この点は大きな安心材料になる。

逆に「これは向いていないな」と感じた会社員の特徴

ここが本題だ。3年やってきて、「こういう人はクラウドソーシングで消耗する」というパターンが見えてきた。

時給換算すると本業より圧倒的に低い

最初の3ヶ月で稼いだのは合計3,200円だった。

週末に5時間×4週で月20時間使って、3,200円。時給換算すると160円だ。

本業の時給を計算してほしい。会社員の平均的な時給は2,000円前後だろう。ぼくの場合は残業代込みで約1,800円だった。

それと比べて160円。11分の1以下の価値の仕事を、週末の貴重な時間を削ってやっていた。

「最初は修行だから」と言い聞かせて続けたが、正直なことを言う。この「時給の差」を意識していない会社員は、半年以内に消耗して撤退する確率が高い。

安定収入を求めている人には向かない

「月3万を副業で稼ぎたい」という目標で始めた場合、クラウドソーシングでそれを達成するまでに1年〜1年半かかるのが現実だ。

しかも「達成できれば」という条件付きで。

アルバイトなら月3万は3〜4ヶ月で達成できる。確実に。

安定した副収入が欲しい人、早期に成果を出したい人には向かない。これは向き不向きではなく、クラウドソーシングの構造的な問題だ。

クライアント対応の精神消耗が意外に重い

ぼくが一番「向いていないかも」と思ったのは、クライアント対応の精神消耗だった。

具体的に言うと、こんな案件があった。

記事1本(2,000文字)を単価800円で受注した。納品後に「方向性が違う」「全部書き直してほしい」と言われた。修正回数:5回。最終的な時給換算:約80円。

会社員には「本業で消耗した後に、副業でさらに消耗する」という構造的な問題がある。本業のストレスがたまっている週ほど、クライアントとのやり取りが精神的に重くなる。

これを2年目に入ってから強く感じて、クライアントワークを減らしてブログにシフトしていった。

クラウドワークスで消耗した話

クラウドソーシング全体を「会社員副業」として使うと何が起きるか

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最初の3ヶ月は時給200円以下がざら

これは多くの体験談と一致する現実だ。

最初の3ヶ月は「実績ゼロ」の状態でスタートするため、クライアントから選ばれない。選ばれないから実績が積めない。この悪循環を抜けるのに、平均3ヶ月かかる。

その間の時給は、ぼくの場合は160〜220円の間をうろついていた。

「最初は仕方ない」は正しい。でも会社員は平日に時間を使えないから、週末だけで3ヶ月かけてこの壁を越えないといけない。フリーランスが1ヶ月で抜けられる壁を、会社員は3ヶ月かけて越える。

案件単価と本業の時間価値が釣り合わない問題

2年目に入ってから時給が500円を超えるようになった。

500円でもまだ本業の約4分の1だ。「なぜ休日に本業の4分の1の時給で働いているのか」という問いに、合理的な答えを出すのが難しくなった。

答えは「将来のため」「スキルアップのため」しかない。その信念がある人は続けられる。「今すぐ月3万が欲しい」という動機だけの人は、この計算をした瞬間に続けられなくなる。

クラウドソーシングが「合う人」「合わない人」を整理する

向いている人のチェックリスト

以下の条件に3つ以上当てはまるなら、クラウドソーシングは合う可能性が高い。

  • 副業収入よりも「スキルアップ」「実績づくり」が目的
  • 最初の6ヶ月は時給200円でも続けられるメンタルがある
  • 本業の繁閑に合わせて副業量を柔軟に調整できる環境にある
  • ライティング・デザイン・プログラミング等のスキルが多少ある
  • 孤独に作業することが苦痛でない

向いていない人のチェックリスト

以下に2つ以上当てはまるなら、別の副業を検討した方がいいかもしれない。

  • 今すぐ月3万円以上の副収入が必要
  • 本業で毎週残業があり週末の時間がほぼない
  • クライアントからの修正・ダメ出しにストレスを感じやすい
  • 「稼げるかどうか分からない状態」を長期間維持できない
  • 数字(収入)で結果が出ないとモチベーションを維持できない

3年間やって気づいた「会社員がCSを続けるための現実的な考え方」

ここまで読んで「やっぱり向いてないかも」と思った人もいるかもしれない。正直に言うと、ぼくも2年目の途中で一度本気でやめようと思った。

でも続けた。理由は一つだけで、「この経験がいつか本業以外の収入源になるかもしれない」という感覚だった。

ぶっちゃけ、それ以外に合理的な理由はなかった。

続けた人間が得るものと、やめた人間が失うもの

クラウドソーシングを3年続けた後、ぼくはブログ運営に軸足を移した。今はブログのアフィリエイト収益が月6〜8万円ある。

この収益の土台になったのは、クラウドソーシングで積んだライティングの経験だった。3年間で書いた記事数は200本を超えていた。時給160円から始まった修行の時間が、間接的に現在の収益につながっている。

でも当時のぼくにこれを言っても、信じなかっただろうと思う。「将来のため」という答えは、時給160円の現実の前では説得力がない。

会社員がクラウドソーシングを続けるために必要なのは、「今の収益」への期待を手放すことだとぼくは思う。代わりに「スキルへの投資」として捉え直す。この切り替えができると、時給200円が苦痛ではなくなる。

「副業の目的」を再定義すると向き不向きが変わる

最初に言った「向き不向きは目的次第」をもう少し具体的に話す。

「今月3万円を副業で稼ぐ」が目的なら、クラウドソーシングは向いていない。アルバイトを選んだ方が3倍早く達成できる。

「1年後に月3万円の副業収益基盤を作る」が目的なら、向いている場合がある。この目的なら最初の3ヶ月の時給200円は「投資フェーズ」として飲み込める。

「副業スキルをつけて将来フリーランスになる選択肢を持つ」が目的なら、クラウドソーシングは有力な選択肢の一つだ。特に会社員としての経験(営業・経理・エンジニア等)と組み合わせることで、高単価案件への道が開ける。

目的を時間軸で切り分けると、「向いているかどうか」の答えが変わってくる。

結論:ぼくが出した答えと、それでも始めてよかった理由

3年間、クラウドソーシングで副業を続けた末に出した結論を言う。

「会社員にクラウドソーシングが向いているか」は、目的次第だ。

「今すぐ月5万を副業で稼ぐ」という目的なら向いていない。圧倒的に非効率な道だ。

でも「副業で何かスキルを積みながら、将来の選択肢を増やしていく」という目的なら向いている。ぼくがブログ収益で月6〜8万を稼げるようになったのは、クラウドソーシングでライティングの基礎を身につけたからだ。

始めてよかったと思っている。ただ、目的を誤ったまま始めると3ヶ月で消耗する。

どちらのCSプラットフォームを使うべきかは、のような主要サービスを比較した別記事も参考にしてほしい。

クラウドワークスvsランサーズ、両方使って分かった向き不向き

まとめ

  • クラウドソーシングが会社員副業に向いている点:時間の自由度、スキル不問の入口、副業バレリスクの低さ
  • 向いていない点:最初の3ヶ月は時給200円以下、安定収入まで1年以上、クライアント対応の精神消耗
  • 向いている人:スキルアップ・実績づくりが目的、長期戦を覚悟できる人
  • 向いていない人:今すぐ副収入が必要、本業の繁忙期に時間が取れない人

「向いてるか向いてないかを早く判断する」ために、まずは1ヶ月だけ試してみるのが一番の近道だ。やってみないと分からないことが、思ったより多い。


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