副業のやる気がなくなった理由【熱量が消えるまでの経緯】

副業の失敗談・注意点

副業のやる気がなくなった。

気づいたらそうなっていた。いつからか、記事を書こうとするたびに気持ちが重くなっていた。ファイルを開くのがつらくなっていた。

ぼくはブログを副業にして、3年以上続けている。今は月6〜8万の収益がある。でも、途中で完全にやる気がなくなった時期があった。約2ヶ月間、更新がほぼ止まった。

改善策とか対処法は、ここには書かない。「副業のやる気を維持する方法」みたいな話じゃない。ただ、熱量が消えていった経緯だけを正直に書く。

「そういう時期、ある」と思ってもらえたらそれだけで十分だ。

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Photo by Vitaly Gariev on Unsplash

副業を始めた頃のぼくの熱量

最初の3週間は本当にやる気があった

ブログ副業を本腰で始めた頃、ぼくは明らかにやる気があった。

仕事から帰って、子どもをお風呂に入れて、ご飯を食べて。子どもが寝てから21時か22時くらいから副業を始めた。23時には眠くてダメなときもあったけど、24時、25時まで記事を書いていることもあった。

「とにかく100記事を書く」と決めていた。根拠はなかったけど、100本書けばアクセスが増えると読んだ記事があった。国税庁によれば副業収入が年間20万円を超えた場合は確定申告が必要になるが、ぼくにはしばらくその心配はなかった。

1本書くたびに、なんとなく達成感があった。記事を公開する瞬間が好きだった。誰かに読まれるかもしれないという感覚が、ぼくには楽しかった。

週に2〜3本のペースで書いていた。土曜の夜に1本書いて、日曜の午後にもう1本。平日の夜にも書けるときは書いた。本業の疲れを引きずっていたけど、PCを開くことがまだ苦ではなかった。

そういう時期は、確かにあった。ただ、それがいつまでも続かなかった。

子どもの寝顔を見ながら夜中に記事を書いていた

子どもが先に寝る。妻も21時を過ぎると眠そうにしている。家の中が静かになってから、ぼくはダイニングテーブルにノートPCを広げた。

たまに子どもが夜中に起きてリビングに来ることがあった。「パパ何してるの?」と聞いてくる。「お仕事だよ」と言うと、だいたいまた寝室に戻っていった。

子どもが寝室に消えてから、記事の続きを書いた。

「この子の習い事代になる。この子のために稼いでいる。」そう思いながら書いていた。最初の3週間くらいは、その感覚が副業を続ける理由になっていた。

やる気が落ちていった出来事5つ

出来事1. 3ヶ月で収益ゼロが続いた

最初の3ヶ月で、記事を30本書いた。

月間のアクセス数は80くらいだった。収益はゼロだった。

ゼロが続くこと自体は、調べていたからある程度覚悟していた。「ブログはすぐに稼げない」という話は、副業を始める前に何度も読んでいた。

でも、頭でわかっていることと、実際に3ヶ月ゼロが続く感覚は別だった。

週末に記事を書きながら「これで何になるのか」という気持ちが、少しずつ頭をよぎるようになった。

月間80アクセスというのは、1日あたり3人も来ていない計算だ。記事1本あたりに換算すると、月に2〜3人しか読んでいない。「誰かに読まれている」という感覚が、実数として薄かった。

1ヶ月目は「まだ3ヶ月は待とう」と思えた。2ヶ月目も「まだまだこれから」と思えた。でも3ヶ月目に同じ数字を見たとき、少しだけ気持ちが変わった。「あと何ヶ月待てばいいのか」という疑問に変わってきた。

出来事2. 本業が繁忙期に入って睡眠が削れた

4ヶ月目に入った頃、本業の営業が繁忙期を迎えた。

お客さんへの提案件数が増えて、残業が毎日2時間くらいになった。帰宅が22時を超える日が続いた。それでも子どもの寝かしつけはした。終わると23時だった。

ふと副業のファイルを開こうとして、開けなかった日があった。

「開いたとして、何を書けるのか」という感覚だった。疲れ切っていた。記事を書くエネルギーが残っていなかった。

「今日は無理。明日にする」と思いながら、PCを閉じた。

翌日も、また同じだった。

「明日にする」と言いながら、4日が経った。4日ぶりに開いたとき、書きかけの記事が半分残っていた。続きを書こうとしたけど、30分で疲れて閉じた。

繁忙期の体力的な問題だとわかっていた。でも、「わかっている」ということと、「どうにかできる」は別の話だった。厚生労働省が公表する過重労働・メンタルヘルスの資料では、残業が月45時間を超えると健康リスクが高まるとされている。ぼくはそのゾーンにいた。

出来事3. 記事を書いても誰にも読まれない感覚

「誰かに読まれるかもしれない」という感覚が、ぼくが副業を続けていた理由のひとつだった。

でも5ヶ月目くらいから、それが薄れてきた。記事を公開するたびにアナリティクスを確認するけど、アクセスはほぼゼロのまま。1記事あたりのアクセスが3〜5人の日が続いた。

「書いても誰も来ない」という感覚が積み重なっていった。

公開する瞬間に感じていた達成感が、なくなっていた。公開ボタンを押しても何も感じなくなった。そうなると、書く理由がわからなくなる。

「このままずっと書き続けることができるか」と自分に問いかけた。正直な答えは「わからない」だった。根拠がなかった。「いつかアクセスが増えるはず」という希望だけで書き続けるのは、思っていたより消耗した。

記事のテーマを考えることさえ、だんだん億劫になってきた。以前は「この記事を書いたら次はこれを書こう」というアイデアが自然に出てきた。でも5ヶ月目頃から、次のテーマを考えるのが面倒になった。

出来事4. 妻に「最近どう?」と聞かれて答えられなかった

6ヶ月が経った頃、妻から聞かれた。

「最近、副業どう? アクセス増えてる?」

「まあそれなりに」と答えた。

実態は、それなりにではなかった。月間80アクセスのまま、収益ゼロのまま、更新が止まりかけている状態だった。

正直に言えなかった。心配をかけたくなかった。夜中まで起きて副業をしていることは知っていたから、「全然結果出てない」と言ったら申し訳ない気持ちになった。

妻は笑顔で「そっか、焦らなくていいよ」と言ってくれた。

その言葉が、なぜかしんどかった。

出来事5. 「やっぱり無理なのかな」と思った瞬間

7ヶ月目のある夜、記事を半分まで書いて手が止まった。

「これ、意味あるのかな」と思った。

ぼくより記事数が少ないブログが先に収益化しているという話を読んだ直後だったかもしれない。理由はよく覚えていない。ただ、半分まで書いた記事を保存して閉じた。

その記事を再び開いたのは、3週間後だった。

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Photo by Vitaly Gariev on Unsplash

熱量が消えた頃のぼくの正直な気持ち

更新が止まっていた2ヶ月間、ぼくは何を考えていたのか。

正直に書く。

「続けたい気持ち」はあった。でも「続ける気力」がなかった。この2つが噛み合っていない状態が続いた。

本業が繁忙期だったことで、物理的な時間も体力も削られていた。でも、繁忙期じゃない日も、副業ファイルを開けなかった。体の問題じゃなくて、気持ちの問題だったと思う。

「やる気がない自分がいけない」と責めていた時期もあった。続けられない自分に腹が立っていた。でも、腹が立てば立つほど、開けなくなった。

誰かに「そういう時期、あるよね」と言ってほしかった。でも言える相手がいなかった。妻には心配をかけたくない。副業をやっている友人もいない。一人でモヤモヤしていた。

「やる気を出す方法」とか「モチベーションを維持するコツ」みたいな記事を読んだこともある。読んでいる間は「そうか、これをやれば続けられるかも」と思うけど、翌日には何も変わっていなかった。記事を読んだことが、副業の代わりになっていた。

副業をやれない自分が嫌で、副業の代わりに「副業について調べる」をしていた。そのくらい、バランスが崩れていた。

今もまだ続けているのに、やる気は戻ってきた話

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Photo by Paulina K on Unsplash

8ヶ月目の頭、本業の繁忙期が一段落した。

残業が減って、23時前に帰れる日が増えた。体力が戻ってきた。

特に何かが変わったわけじゃない。副業の方法を変えたわけでも、モチベーションを維持する方法を学んだわけでもない。ただ、少し余裕が出てきたら、なんとなく記事を開いていた。

半分まで書いていた記事の続きを書いた。公開した。

アクセスは、7人だった。

「まあ、そっか」と思った。怒りも失望もなかった。7人来た。それだけのことだった。

その感覚が、やる気が戻ってきた瞬間だったかもしれない。

繁忙期が明けて体に余裕ができた。それだけのことだった。やる気を「作った」わけじゃない。「削られなくなった」だけで、なんとなく動けるようになった。

9ヶ月目には、また週2〜3本のペースで書けるようになっていた。10ヶ月目に初めて収益が発生した。1,012円。あんなに嬉しかったことはない。

やる気がなくなった時期があった。でも、今も続けている。これが全てだ。

副業のやる気がなくなったとき、ぼくに起きていたこと

やる気がなくなった原因を整理しようとすると、一つじゃなかった。複数のことが重なっていた。

収益がゼロだった。 3〜4ヶ月経過してもアクセスが月80で止まっていた。ゼロが続く期間の長さが、想定より長かった。

本業の繁忙期と重なった。 体力と時間が根こそぎ削られる時期と、副業が一番つらい時期が重なった。

「誰かに読まれている感覚」が薄れた。 月3人しか読んでいない記事を書き続けることの虚しさが積み重なった。

一人でやっていた。 副業の状況を話せる相手がいなかった。モヤモヤを誰かと共有できなかった。

この4つが同時に来た。どれか一つなら続けられたかもしれない。でも全部重なると、さすがにきつかった。

「副業のやる気がなくなった」と言うより、「やる気を保てる条件が全部なくなった」という方が正確かもしれない。

やる気がなくなることは、副業を辞めることじゃない

やる気がなくなった時期があったから、ぼくは副業を失敗したわけじゃない。

2ヶ月間ほぼ止まって、また再開した。今は続いている。

「やる気がなくなった = 向いていない = 辞めた方がいい」という式は成り立たないと、今のぼくは思っている。やる気がなくなる時期は、多分ある。でも、それが永遠に続くとも限らない。

ただ、それを判断する基準が正直わからない。どのタイミングで本当に辞めるべきなのかは、ぼくにもまだわかっていない。ぼくの場合は、「続けた方が良かった」という結果になったけど、それは結果論でしかない。

やる気がなくなった状態でも、続ける人もいれば、辞める人もいる。どちらが正解かは、ぼくには言えない。ただ、「やる気がなくなったこと」だけで辞める理由にはならないかもしれない、とは思う。

副業を続けながら、やる気がなくなる時期を経験している人に、この記事が届けばいいと思って書いた。「みんなそういう時期がある」なんて言い切れないけど、ぼくにはあった。

完全に止まった2ヶ月間があっても、今も続けている。それだけのことだ。

副業のやる気がなくなったとき、検索してこの記事に辿り着いた人が「そういうこともある」と思ってもらえたら、ぼくがこれを書いた意味があったと思う。何かアドバイスをするつもりはない。ただ、同じ経験をした人間がいる、ということだけを残しておきたかった。


副業を始めた当初の話、やめた理由の話は別の記事に書いている。この記事はあくまで「やる気がなくなった時期の経緯」の話だ。

ぼくがやる気をなくした出来事は5つあった。収益ゼロが続いたこと、本業の繁忙期と重なったこと、誰にも読まれない感覚が積み重なったこと、妻に正直に言えなかったこと、「意味があるのか」と思った瞬間があったこと。

これが全部同時に来た時期があった。でも、今も副業を続けている。

副業のやる気がなくなった人が、この記事を読んで「ぼくも同じだった」と思ってくれれば、それで十分だ。解決策は何も書いていないけど、共感だけは全部注いだ。それがこの記事を書いた理由だ。

副業を続けながらも、やる気がなくなる時期がある。それを「失敗」とは呼ばない方がいいと、今は思っている。ただの通過点かもしれない。ぼくにとってはそうだった。あなたにとってもそうであってほしいと、半分くらい思いながら書いた。

熱量が消えていた時期の話は、今でもあまり人に言えない。でも、ここには正直に書けた。それだけでいい。


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